名越2位、水野2レースとも4位
土曜午後のJSB1000クラスレース1は、気温31度、路面温度48度(ともに手元計測)というコンディションの中でスタートが切られた。3列目アウト側からスタートした水野はまずまずの飛び出しを見せたが、アウト側という位置取りのために1コーナーで前を塞がれ、6番手で1コーナーを立ち上がる。水野はここから着実にポジションをアップ。3台での4位争いとなり、14周目にこの集団の中の1台が転倒。一騎打ちとなった4位争いだが、水野はこれをしっかりと制して4位チェッカーとなった。
決勝日は朝9時の時点で気温が既に30度を超え、路面温度は42度。さらにここから上がっていく気配を見せている。朝のウォームアップ走行では水野(JSB1000)5番手、名越(J-GP2)4番手と、決勝へ向けて着実に準備を進める。
チームでこの日最初のレースとなったJ-GP2クラスの決勝は、名越がスタートでうまく飛び出し、3番手で1コーナーに入ると続く2コーナーで2番手へ順位を上げる。そこからさらにトップのマシンを追いかけたいところだったが、後ろに1台のマシンに付かれ、テールtoノーズで2位争いを展開することになる。しかし18周目に、争っていたライバルが転倒。単独走行となり、そのまま2位でゴールした。続くJSB1000クラスの第2レースでは、スタート位置が2列目イン側となった水野がうまく飛び出して2周目に2位に上がり、ライバルであるヤマハファクトリー勢の2台を後ろに従えて2周ほどラップする。ヤマハの2台に抜かれても離されずについて行く水野だったが、中盤になって徐々に離され、さらに後ろから追い付かれ3台での厳しい4位争いになっていくが、最後はこの集団の前でゴールし、第1レースに続く4位となった。